言葉が秀逸。
読み返すことは難しいかもしれません。涙が止まらなくなるかもしれないので。一度読んだらこころに残ります。自分の大事な人と 早く連絡をとりたくなります。
----やおい度は真ん中より高め。当人同士は薄め。
全然ジャンルは違いますが、イメージはバナナフィッシュのような。そんな感じです。これを読んでから、藤たまきさんの他の本を買いに走りました。
必要なシーンは丹念に、かつわかりやすく描かれている。小説ではある種、胸が痛くなるほどの重さを背負っている、勇太と真弓のカップルがコミック化によって、二人で居る時の明るさと可愛らしさがより前面に出て、その幸せな空気をより強く感じることができる。
物語はシリーズ中、最も若いが最も老成している勇太の、その重い過去と弱さ脆さが前面に出た、辛く長い日々の始まり部分。そんな勇太をやるせなく想う真弓の強さとしなやかさを垣間見て、大人になっていく二人を見守るのは、花屋の龍と同じ気持ちになる。
前作までの賑やかな家族の様子が減った分、笑いを誘う部分は少ないものの、
シリアスなこの子供たちの成長を見守りつつ、どうにも歩みの遅い大人カップル(大河×秀)と、赤裸々な会話に赤面しつつ逆ギレする明信、そんな明信を見てられないと嘆く丈、という帯刀家の面々を見るのはやはり、嬉しく楽しいと思う1冊である。小説から始まった「毎日晴天」だが、コミック、そしてCDと他の媒体に進化して
しかもそのすべてのクオリティが期待を裏切らないものであるということがこの原作の強さであり、上手さであると思わずにいられない。