単純に「ハッピーエンド」とか「アンハッピーエンド」とかと割り切れないのは、優れた作品である証拠だと思います。
鷹秋の一途で純粋な想い、理想とするホストを目指す強い信念。岩城の鷹秋に寄せる愛情、そしてホストとして急成長し、更なる可能性を秘めた鷹秋への嫉妬。様々な思いが交錯し、二人がどれほどお互いを求め、どれほど傷ついたかが、リアルな描写で描かれています。
画力の高さも上昇の一途をたどり、背景の丁寧さも言うことなし。ホストシリーズを読む上で欠かせない、かなり重要な一冊ですので、ホストシリーズをしっかり理解したい方は、ぜひぜひお読みください。 男が男を愛する時:過去編ホストシリーズは発表順に (1)男が男を愛する時(2)ラスト・ワルツ(3)ナイトキャップ(4)イロコイ となっていますが,「ナイトキャップ」では一旦過去に遡り,岩城&鷹秋,剣崎&石井の出会いが描かれます。この巻の鷹秋19才のいじらしさと岩城さん26才の極悪ぶりに,うっかりドラマCD(製番COCX-31684)まで購入してしまったのは私だけではないと思います。
本作は単独で読んでもそれなりにおもしろいのですが,逆に「イロコイ」を読む方はこちらを先に読んでおかないと,絶対に後悔します。