特筆すべきは、秋月こお氏のヒット作「王朝ロマンセ」の書き下ろしがこの2号に掲載されていること! 文庫4冊で打ち止めと思われたタイトルでしたが、本誌掲載作をもって続きを期待することができます。 いずれ再録されることがあるかもしれませんが、今はこの中にしかないので、王朝ファンは必見の、短編にしてはかなり読み応えある出来になっています。
本誌は基本的に読み切りのアンソロジーですが、「Chara」に掲載されているシリーズの番外編などもあり、馴染みやすいと思われます。
惜しむらくは、本誌用の新シリーズとして始まった鹿住氏原作、桜城氏作画の「恋愛協定」が、残念ながらミスマッチに思えるところかと。鹿住氏のドキっとする攻セリフなどは桜城氏の絵ではアクが強すぎるように感じます。どちらの良し悪しではなく、単に相性の問題で、いつもはマッチングが巧みな「Chara」にしては珍しい人選ミスだと思いました。