相手の男(じゅん)は、とても優しくて思慮深い人です。途中からどんどん恥ずかしい人になっていきますが、主人公(俊幸)にはお似合いだと思います。
話は、じゅんが付き合わないかと提案したところから始まりますが、じゅんも男相手は初めてで、いろいろ二人で模索していきます。その姿が、何とも言えなくて微笑ましいです。男同士だと言うある一種のハンデを感じさせる部分があるのも、桜城さんならではだと思います。
切ない片思いも面白いけれど、この二人を見ていると一生懸命応援したくなります。恋人っていいなぁ、と温かく幸せな気持ちになります。BLをあまり読まない友人にも勧めたくなりました。 スキの温度好きの温度を探り合う時間。奇行に走ったり支離滅裂だったり、そんなドキドキと不安が見えて面白かった。主人公の妙に男気ある可愛げも作者ならではでした。 泣かせる快感をあなたもどうぞ自分が好きな人を泣かせるって、こういうことなんだなぁ、って初めてわかった本です。主人公の俊幸が自分の気持ちをわかってもらえなくて「うるっ」と涙を目にためるところが本当に印象的。
読んでるこっちが泣かせたのではないかとドキッとします。自分のせいで主人公が泣いてる姿が、泣き止んでほしいけど、でも自分のために泣いてる…と思うと
なんかちょっと嬉しい…という(主人公の相手の)気持ちがありありと伝わります。
泣き虫な男の人もなんかかわいいな、と思っちゃう一冊です。